芸術はなぜ西洋で栄えたか!(勉強)
どうも皆さんこんばんは。penguin911です。
さて、今日は勉強の回として、
「芸術はなぜ西洋で栄えたか」
を取り上げます。
ここでいう、「芸術」とは主に絵画と音楽のことです。
結論を申し上げますと、
「キリスト教があったから(聖書があったから)」
です。
まず、これを考察するにあたって必要なのは、識字率についての認識です。
昔は今ほど識字率が高くないことは想像に難くないと思います。
この認識を共有しましょう。
その上で、聖書について考えます。
聖書というのは文字通り「書」です。
つまり、言葉で書かれた本です。
識字率が低く、文字が読めない人たちは、どうやって内容を理解するのでしょうかね?
この理解の助けになったのが、絵画と音楽です。
例えば、ミケランジェロが描いた「最後の審判」という有名な絵を拝する「システィナ礼拝堂」。
ここは、複数の天井画が描かれていますが、「最後の審判」から上(というか後ろ)に向けて、聖書の世界が描かれています。
この絵画によって人々は聖書の世界を読めないながらも理解することができたんですね。
ここで、少しシュールなのが、
素晴しい宗教画は教会(という巨大資本家)が買ってくれるわけです。
つまり、素晴しい宗教画を描く画家は儲かるわけです。
これによって、絵画に対する様々な技法や派閥が確立され言ったのではないでしょうか。。
音楽は少し違った様相を呈しています。
音楽(例えばクラシック)には万人が理解できるストーリーがありません。
つまり、音楽は聖書の世界をそれ単体で表現することは難しいでしょう。
ところで、絵画に比べて音楽というのは心を動かしやすいものです。
キレイな音楽、例えばハレルヤや第九などは聞いているだけで心が惹かれます。
翻って考えると、音楽は宣教に使われたのではないかと思います。
つまりですね、
「あのキリスト教ってやつ、よく分かんないし、胡散臭い。」
「♪♬」
「なんだ?なんてすばらしい音楽なんだ!」
「これはキリスト教の音楽ですよ。キリスト教に回心しますか?」
「しまする~。」
みたいな(笑)?こんな感じに使われたのではないかと。
これも同様に、良い音楽はその分だけ人々が回心すると仮定すると、良い音楽を作る作曲家は儲かるわけです。
つまりですね、
「西洋では芸術が儲かる足場ができていた。そのために芸術が栄えた」
ということではないかなと思います。。