車が人の顔を模して造られている理由!(雑談、車)
今朝は、車のフロント部、これがなんで人の顔を模して造られているかという話をしたいと思います。
標題の件、結論から申し上げますと、、
「人間に認知されやすくするため」
です。
皆さん、「シミュラクラ効果」って知っていますか?
これは、心理学用語のようですが、
「棒や丸が逆三角形に配置されると、人間はそれを顔と認識してしまう」
という効果です。
例えば、
。 。
-
↑適当に書きましたが、つまり、これを顔だと認識するのがシミュラクラ効果です。
このシミュラクラ効果を使って、ヘッドライトやフレームグリルを配置して、人の顔に模しているんですね。
では、本題。それは、なぜか。
これは生物実験の知見に由来しています。
「生物は自分の顔に似たものに対しての認知機能が上がる」
という知見があるんです。
(確か、ホンダさんの研究だったと思いますが、違っていると嫌なので、滅多なことは書かないでおきます汗)
つまり、カエルであれば、他の草や花よりもカエルの顔に対しての認知機能が上がるんですね。
(尤も、カエルであれば、意外とポルシェの認知機能が上がったりするかもしれませんが(笑))
ということで、人間に、より車の存在を認識してもらうために、
ひいては、車の存在を認知して歩行者に注意喚起を促して事故を減らすために
車のフロントマスクは人間の顔のように造られているんですね!
すごいですよね。この生物実験。
認知に対する生物実験って結構難しいと思うんですよ。
脳にスキャナのようなものを取り付けられるわけでもないし。
生物の行動を分析して認知機能が上がっているかどうかを調べる必要があるんですね。
これは相当骨が折れることだと思います。
その苦労を惜しまず、より安全な車社会をメーカー各社は目指しているわけです。
だから我々ユーザもそれに応えて、速度超過や危険運転はしないように心がけたいですね。