閑話休題です。
今年もこの季節がやってきましたね!
夏の甲子園!!
ということで、夏の甲子園の見所や展望を素人目線で解説していきたいと思います。
大会が進むに従って加筆修正する部分もあるかと思いますが、ご容赦下さい。
先ずは、今年の夏の甲子園の最大の見どころから。
それはズバリ
大阪桐蔭の動向
です。
大阪桐蔭は実は秋春夏の3連覇をかけてこの夏に臨みます。
果たして達成できるのか?はたまたどこかに負けてしまうのか?
それが最大の見所になります。
正直、今年の大阪桐蔭の実力は頭二つ分くらい抜けてしまっています。
言ってしまえば、小学生と高校生が戦っているようなものです。
今春のセンバツをご覧になった方はご存知の通り、対戦したピッチャー全員を泣かせてしまうほどの破壊的な打線。
そしてその打線を擁しながら決して抜かない走塁。
実際に大阪桐蔭はホームランを量産して大量得点を取って勝つチームだと思われがちですが、実はランナー2塁からのワンヒットで2塁ランナーが激走しての得点というケースが多い気がします。これは統計を取っているわけではないのでただの印象論ですが。
また、投手力も見事。おそらく事実上のエースで来年は間違いなく背番号1を背負うだろう前田くんを始め誰が投げても抑えられると圧倒的安心感のある投手陣を揃えています。
なんと大阪大会での失点は僅かに1点。
まぁ、決勝の履正社戦を見ていたのですが、セオリーに反して失点しないようにしている野手陣の姿も見られたので、この1失点というのはことさら強調するつもりはないのですが、にしてもすごいですよね笑。凄すぎてため息です笑笑。
(というか前田くん牽制上手すぎませんか?あれならいくら四球出しても大丈夫そう笑。前田半端ないってと思いました笑)
ただ、強いチームが勝てるわけではないのが高校野球の面白いところ。
この大阪桐蔭と相性のいいチームがいます。
そもそもこの大阪桐蔭に勝つためにはどうすればいいか。
それは打線を抑えてロースコアゲームで後半にくるワンチャンスを狙って1点を守り切る。
というのがおそらく唯一勝てる方法だと思います。
そして桐蔭の投手陣は割と球筋が素直な子が多いので後半疲れが出てきた時のワンチャンスはどのチームにもチャンスがあるでしょう。
とすればどうあの打線を抑えるか。つまり投手力です。
それが分かった上で圧倒的に相性のいいチームがあります。
それは四番でエースでキャプテンという役満の選手山田くんのいる近江高校。
山田くんの武器はストレートとほぼ軌道の変わらない一級品のカットボール。
そのカットボールはストライクから完全にボールになる球なのでおいそれとはバットに当たりません。
そして桐蔭打線は良くも悪くも振りにくる打線なので山田くんが上手く翻弄できる相性のいいチームです。
ではなぜ春に負けたのか。
それは山田くんの疲労が溜まっていたから。
近江高校は山田くんと二番手三番手の投手の間には大きな差があります。
特に後半の強者どもが勢揃いするような準々決勝、準決勝、決勝あたりでは山田くんが連投することになります。
その疲れがカットボールのキレをなくさせて負けたと思っています。
つまり、近江高校が大阪桐蔭を潰すとしたら早い段階で当たること。これが条件となります。
では近江が潰されることはないのか。
近江と最も相性がいいチームは智辯和歌山でしょう。
智辯打線は桐蔭とは逆で配球や狙い球に対して非常に戦略的に動いてくる打線です。
特に山田くんのカットボールに対しては捨てる姿勢で臨むでしょう。(カットしようにもバットに当たらないため。)
ただ、あれを全て見極められてしまうと、前述の通り山田くんのカットボールは見逃せばボール球なのでかなり配球的には苦しくなります。
そういう意味で両者が対戦した場合は智辯和歌山がかなり有利になると予想されます。
何れにしてもこの夏はどんなドラマが待っているのか。今から楽しみですね!