皆さんこんばんは。penguin911です。
今日は久々に夜遅くまで仕事をしておりました。
と言っても18:30までなんですけどね汗
さて、本日は昨日に引き続き本紹介をしたいと思います。
今日は「取り立てて書くことないな」なんて思っていたんですが、本紹介のネタはまだまだありますし、本の回の中で愚作愚作言いすぎるのも良くないなと思い、(いや、本心なんですけどね。。。)今日は良作を持ってきました。
まずはリンクから。
貫井徳郎の「ミハスの落日」です。
総評ですが、、傑作です。
読みやすさ、内容の面白さ。どれをとっても文句なしです。
ちなみに、これは短編のオムニバス形式の本でして、貫井徳郎は「貫井と言えば長編」と言われるくらい長編が得意な人なんですが、それを知らなければ、、
「え?貫井徳郎って短編作家さん?」
と間違うほど完成度が高いです。
あまり本を読まれない方でも、東野圭吾さんの本は読んだことがあるなんて方は結構いらっしゃると思いますが、貫井さんの作品も東野さんの作品に勝るとも劣らない面白さと読みやすさを誇っています。
なぜそこまで取りざたされないのかが不思議なくらいです。
なので、このブログでは、一愛読家として彼の作品を不自然なくらいにプッシュしていこうと思います(笑)
本当にそれくらい面白いです。
この作品の素晴らしいところは、登場人物が必要最低限であるというところです。
ミステリ作品として真相と同じくらい大事なのが目くらましですよね。で、普通の作品では目くらましを効果的に使うために登場人物を増やす戦法が取られます。
普通の日本が舞台の作品であれば、登場人物は日本人であることが多いので何てことないのですが、この作品のように海外が舞台の作品だと、登場人物名がどうしても横文字になるので、増えれば増えるほど、
「あれ?こいつ誰だっけ?」
ってことが多くなります。
海外で絶賛されている小説が日本では「う~ん、どうだろう??」となるのは、これが大きくかかわっていると思います。(例えば、「カササギ」とか)
その点、この作品は登場人物が極端に削られているので、誰だっけの心配もありません。(まぁ、そもそも短編だからというのが大きな理由だと思いますけどね。。)
良いことばかり言ったので、悪いところを強いて挙げると。。
短編の一作品目、「ミハスの落日」は大して面白くありません(笑)(タイトルになっている作品なのに(笑))
ちなみに、私のイチオシは「ストックホルムの埋み火」です。
では、今後ともよろしくお願い致しまする♪